【脱プラスチック5選】マイクロプラスチックの人体への影響や実践してみた本音

【脱プラスチック5選】マイクロプラスチックの人体への影響や実践してみた本音

こんにちは、生活を見直して不調が激減した無添加大好き健康オタクのゆりなです🙋🏻‍♀️

今回は第一弾に引き続き、最近の研究などでわかったマイクロプラスチックの人体への影響や我が家でやめたプラスチック製品、脱プラの本音、避けたいプラスチック素材などをまとめました。

プラスチック製品を全て避けるのは難しいと感じつつ、怖いニュースを見て現実を知るとできる範囲で頑張ろうと心が再び奮い立ちました。

まずは最近のニュースから、マイクロプラスチックが人体に与える影響をチェックしていきましょう💪

目次

マイクロプラスチックが人体に与える影響

最近の研究で、マイクロプラスチックがさまざまな臓器や組織に蓄積していることが明らかになってきました。

検出されたのは、血液、脳、心臓、肺、胎盤、肝臓、腎臓、母乳などです。

体内に入ったものが血液内に流れているのは想像できたものの、脳などに蓄積することを知った時は驚きました…。

そのようなマイクロプラスチックが、どのような影響を人体に与えるのか、今回は特に気になったものを2つ紹介します。

①アルツハイマー病や認知症との関連

1つ目に紹介するマイクロプラスチックやナノプラスチックが人体に与える影響として「アルツハイマー病や認知症との関連」が挙げられます。

直接的な因果関係は未解明だとされていますが、2025年初頭の研究でアルツハイマー病を含む認知症患者の脳組織において、健康な人と比較をして高濃度のマイクロプラスチックが検出されたことがわかっています。

また2016年と比較をすると、人の脳組織で検出されたマイクロプラスチックは2024年の調査で50%増加したこともわかっているそうです!

アメリカで行われた研究でもマイクロプラスチックを混ぜた水を飲んだ高齢マウスに奇妙な行動が見られたことがわかっているので、認知症などとの関連がないとは考えにくいなぁと感じます…

認知症リスクも懸念されるマイクロプラスチックから、自分を守るために見直すべき生活習慣とは?
生物学:人体の臓器におけるマイクロプラスチックの蓄積を調査する
現代人の脳に蓄積するマイクロプラスチック 8年間で50%増
マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

②心臓発作・脳卒中や死亡リスクとの関連性

2つ目に考えられる人体への影響は「心臓発作や脳卒中、死亡リスクとの関連性」です。

医学誌Environmental Science & Technology」に2024年3月に掲載された研究で、血管内にたまったマイクロプラスチックと、心臓発作(心筋梗塞)、脳卒中、死亡のリスクの関連性が初めて言及されました。

研究は首の頸動脈にたまったプラークを取り除く手術を受けた304人の成人を対象に行われました。

切除したプラークにプラスチックが含まれていた人は、含まれていなかった人と比較をすると、その後の3年間に心臓発作や脳卒中を起こしたり、何らかの原因で死亡したりする割合が4倍以上高かったとのことです…!

こちらの研究でも直接の原因になるかは立証されていませんが、プラスチックが多様な化学物質を含むため、ホルモンの働きを乱したり、体の炎症を誘発する可能性は十分に考えられるとされています。

マイクロプラスチックの現状と人体への影響。最新研究で明らかになった事実とは?

このほかにも免疫系腸内環境の悪化生殖・発達への影響大腸がんや肺がんなどのリスクを高める可能性などが示唆されているとのことです…!

がんへの関連
マイクロプラスチックと免疫系の関係(ScienceDirect)
マイクロプラスチックの腸内環境への影響(PMC)
マイクロプラスチックと生殖・発達への影響(MDPI)
マイクロプラスチックとがんリスクの関連(MedIndia)

我が家の最近の脱プラスチックアイテム5選

「とは言っても、プラスチックを減らすのって難しくない?」と感じるので、私もストレスのない範囲でできるだけ...というスタンスで脱プラスチックに取り組んでいます。

人体にどのように入ってくるか調べてみると、口からの摂取に加えて、浮遊するものを吸入したり、皮膚に損傷がある場合は化粧品や衣服に含まれるものが吸収される可能性なども指摘されていたりするとのことなので、摂取するプラスチックをいかに減らせるか!という課題と向き合うしかないなぁと感じています。

今は直接口に入ったりする可能性が高いものたちから見直していて、前回に引き続き紹介したい脱プラスチックアイテム5選が次の通りです。

我が家の脱プラスチック5選
  • さらし
  • キッチンツール
  • コーヒーフィルター
  • お茶バッグ
  • ケトル

それぞれについて簡単に紹介していきます!

▽脱プラアイテム第一弾はこちらの記事にまとめています!

脱プラアイテム①さらし

1つ目に脱プラのためにゲットしたアイテムは「さらし」です。

初めてのさらしデビューは、楽天でオーガニックコットンでできているものをゲットしてみました💪(同じ商品は売り切れでした🙇‍♀️)

さらしを導入した理由は、レタスなどサラダに使う野菜の水切りをしたかったからです。

今まではプラスチックでできたサラダスピナーを使っていたのですが、マイクロプラスチックや衛生面が少し気になったのと、なかなか他の素材でできたものが探せなかったため、さらしで野菜を拭こう作戦を実行中です。

サラダスピナーほどしっかり水分は取れませんが、今はこのくらいでいいかなぁと感じています。

他にもおにぎりを握るときやラップの代わりに使えたり、キッチンペーパーがわりに野菜の水分などをささっと拭き取りたいときにも使ったりしています🙆‍♀️

▽同じものではありませんが、オーガニックさらしを貼っておきます!

脱プラアイテム②キッチンツール

調理の時に高温に晒されるキッチンツールも少しずつ脱プラスチックしているアイテムです。

最近使ってよかったなぁと感じているのは次の2つ。

買ってよかったキッチンツール
  • ステンレスのトング
  • 木べら

キャプテンスタッグ ターナートング

1つ目がバーベキューで使うために購入したキャプテンスタッグのステンレスのトング

ステンレス製なので、高温の中でも安心して使えています。

実は普段も大活躍していて、ものを掴むのも、炒めるのも、フライ返しとしても使える便利な子!

しかも現在の価格だとAmazonで658円…この活躍ぶりでこのお値段、コスパ最高です。

家でも外でも使えるし、お値段もお手頃だし、これは買ってよかったです!

宮島工芸製作所の木べら

去年、広島空港で購入した「宮島工芸製作所の木べら」も買ってよかったなぁと思っています!

原材料には主に広島県のヤマザクラが使用されてあり、無塗装というところが素敵だなぁと感じて購入しました🌳

堅く弾力があるという特徴があるので、長期間の使用にも耐えられるとのことです◎

経年変化も楽しめ、購入した時より赤みが増したなぁと感じています。

宮島工芸製作所公式サイト

脱プラアイテム③コーヒーフィルター

以前は布フィルターを紹介したのですが、最近は紙のコーヒーフィルターもよく使うようになりました!

現在使っているのはif you careの無漂白の紙でできた商品です。

コンポスタブル(生分解性)認定済みで、家庭でも生分解が可能だということで、おうちでコンポストをしている方も嬉しいはず!

現在はNo.2を使っていて、1〜2人分くらいにちょうど良いなぁというサイズ感です。

コーヒーの味も変わらず、安心して飲めるという口コミが多くありました!

私はiHerbで購入することが多いですが、Amazonでも気軽に購入できるのでよかったらチェックしてみてください!

脱プラアイテム④お茶バッグ

お茶を茶葉で買ったときや、水出しアイスコーヒーにも良いかも!と同じif you careから「ティーフィルター」も購入してみました!

コーヒーフィルターもそうですがプラスチック➕高温は避けたくて、ある研究では、95℃でプラスチック製ティーバッグを抽出すると、1杯あたり約11.6億個のマイクロプラスチックと3.1億個のナノプラスチックが放出されることが示されています…!

普段お茶はパックタイプのものを買っていて、選ぶ時も紙かどうかを気にするようにしています。

今回は水出しアイスコーヒーを仕込んでみたいと思います💪

Plastic Teabags Release Billions of Microparticles and Nanoparticles into Tea

脱プラアイテム⑤ケトル

最後に紹介する我が家でアップデートした脱プラアイテムは、「電子ケトル」です。

初めはプラスチック製を使っていて、マイクロプラスチックについて知った後はそっと戸棚の中にしまい、その後は鍋でお湯を沸かす生活をしていました。

調べてみると、加熱により表面のプラスチックが剥がれ落ちるため、新品のプラスチックケトルでお湯を沸かすと1杯あたり6~800万個のマイクロプラスチック粒子が検出されたという報告もありました…!

鍋で沸かしていて不便はなかったのですが、コーヒーを美味しく淹れたい!ということでお湯の温度も湯量もコントロールしやすいケトルの購入を決意!

ステンレス製やガラス製のケトル、やかんなど、プラスチックが使われていない素材を使うと安心です。

愛用中なのはこちら!

プラスチック製のケトルは使い始めの方がたくさんマイクロプラスチックが発生し、40回沸騰させた後は最初の量の11%まで減ったとのことなので、「買ったばかり」という場合は何回か沸かしてから使用…というのも一つの手かもしれません!

How Microplastics Get into Our Food

脱プラスチックを試してみた本音

便利でお手頃なプラスチック製品が溢れている中、身の回りのものを少しずつ見直した結果、大変だなぁと感じたこともあるので共有させてください!

脱プラをして大変だと感じたこと
  • マイボトルの持ち歩きが少し大変!
  • ラップは便利!

マイボトルの持ち歩きが少し大変!

真っ先に見直したものの一つが、水筒やタンブラー!

ステンレス製のものから使い始めて、丈夫だしと気に入っているのですが、ステンレス製の水筒に入れると味が変わってしまう飲み物があるので万能ではありません。

そのため、コーヒーなどを持ち歩いたり、テイクアウトしたいなぁと思ったりした時用にガラスのタンブラーを購入したのですが、持ち運びの時は割れないようにかなり気を使います…!

実はこの子は2代目で、1代目は食器洗いをしている時にパリンと思った以上に簡単に割れてしまいました😭

水だけなら水筒が少し重たいくらいのデメリットですが、安心も美味しさも求めるなら、なかなか苦労するなぁというのがマイボトルを使ってみての感想です。

ラップはやっぱり便利だから、無添加のものを使っています!

以前の動画にラップに関するコメントをいただいたのですが、私はラップは便利なので何も添加されていないものを使用しています。

できるだけガラスの保存容器を使ったりしているのですが、冷凍をしたり、容器に入れられないものがあったりと現在の生活ではラップは必要です🥹💪

くっつきやすいラップには、柔軟剤や安定剤として添加物が使われていることがあります。

普通に使う分には健康リスクは低いと評価されていますが、直接加熱をしたら食品中に移行したりすることもわかっていたりするので、個人的にはできるだけシンプルなものを!と考えています。

また現在使用している無添加ラップは「ポリエチレン」でできており、愛読している「プラスチックフリー生活」という本の中でも「比較的安全」とされているので、良しとしています🙆‍♀️

「プラスチックフリー生活」から学ぶ避けたいプラスチック素材3選!

ここからは「プラスチックを減らしたいけれど全部は厳しい!」「優先順位をつけて選んでいきたい!」という方に向けて、優先的に避けたいプラスチックの素材を3つ紹介していきます。

素材を見て選べるようになると、「プラスチックだけどどのくらい影響があるのだろう?」という不安からも解放されるようになりました!

今回詳しく紹介するのは次の3つです。

避けたいプラスチック素材
  • ポリ塩化ビニル(塩ビ)
  • ポリエチレンテレフタレート
  • ポリスチレン

①ポリ塩化ビニル(塩ビ)

1つ目に紹介するのは本の中で「絶対に避けたい」と記載されている「ポリ塩化ビニル」です。

ポリ塩化ビニルの危険性が高い理由は、次のような成分が含まれているから。

ポリ塩化ビニルに含まれる成分
  • ダイオキシン(発がん性)
  • フタル酸エステル(生殖・ホルモンや胎児への悪影響)
  • BPA(内分泌撹乱作用)
  • 重金属(鉛、水銀、カドミウムなど)

塩化ビニルは例えば、シャワーカーテンや布団袋、おもちゃ(黄色いアヒル)、絞り出しタイプのボトルなどさまざまなものに使われています。

2008年にアメリカの環境団体が行った調査では、量販店で販売されていた5種類のシャワーカーテン全てから発がん性のある揮発性有機化合物フタル酸エステル神経中毒物質の鉛やカドミウムなどの重金属が検出されたとのことです…!

この事実を知ってから「塩化ビニル」と書かれているものを見ると「ひぇ…」と感じるようになりました😭

②ポリエチレンテレフタレート(PET/PETE)

最も身近なプラスチックと言っても過言ではない「ポリエチレンテレフタレート」避けたいプラスチックに分類されています。

理由は次のような成分が含まれているからです。

含まれる成分
  • 三酸化アンチモン(発がん性)
  • フタル酸エステル(生殖発生毒性)

例えば、ペットボトル、食品パッケージ、服のポリエステル生地などに使われており、よく見かけるなぁと感じています。

含まれる成分の三酸化アンチモンは発がん性の可能性があり、温度が上がると溶出量が増えるという報告があるので、暑い日に車内に放置されたペットボトルなどは避けるのが無難です!

③ポリスチレン(発泡スチロールなど)

最後に紹介するのはこちらも身近な成分で発泡スチロールなどの素材「ポリスチレン」

含まれる成分
  • スチレン(発がん性)
  • 多環芳香炭化水素(たかんほうこうたんかすいそ)(発がん性)

食品用途で可能な限り避けたい素材で、特に熱にさらされると発がん性が予想される「スチレン」という物質を放出することがわかっています。

動物実験では、遺伝子の損傷や肺・肝臓・免疫系への影響も観察されているとのこと✍️

テイクアウト惣菜の容器、肉や魚のトレイ、使い捨ての食品容器やカトラリー、ホットドリンクの発泡スチロールカップに使われており、避けれない部分はありますがホットドリンクの容器問題はマイボトルが解決してくれそうです🥹✨

シリコンはどうなの?

私もシリコン素材の調理器具が便利で使っていますが、「シリコンの安全性ってどうなんだろう?」と思ったことがある方も少なくないはず。

「プラスチックフリー生活」によると、明確な答えは出ていませんが、シリコンは基本的には比較的安全だと考えられるとされています。

理由は安定性が高い素材であることと、耐熱性などに優れているから。

ただ、”化学物質が漏れ出す可能性を示す研究結果もある”とのことで、著者は「食べ物に直接触れる用途ではできるだけ避けたい」と記載しています。

シリコンの調理器具って食べ物をすくいやすかったりして便利なので私は今も使っていますが、なるべくスープにつけて置いたりするのは避けるようにしています💪

全てのプラスチック製品をなくすのは難しいので、自分の中で優先順位をつけながらやっていけたら良いなぁという厳しくなりすぎないスタンスで行こうと思います。

脱プラスチックやプラスチックと向き合いながらの生活は続く

今回は最近明らかになったマイクロプラスチックによる人体への影響や、我が家の脱プラ状況、避けたいプラスチック成分などを紹介しました。

全部を見直すのは難しいですが、個人的には次は自然素材のカーテンやお弁当箱、ヨガマットの上に敷くラグなんかがほしいなぁ〜と思っていたりします。

皆さんが「これは脱プラしてよかった!」と思うものがあれば、コメント欄で教えていただけたら、私が嬉しいのはもちろん、これから記事を読む方にとっても役立つと思うので、よろしくお願いします🥹🙏

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう!ばいばい!

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この記事を書いた人

こんにちは!
「体は食べ物でできている」という考えから、しっかり食べるものを選ぶようになったらアラサー主婦です。
自分たちに優しい選択は環境にも優しい選択!
このブログが、みなさんが体に優しい選択をするきっかけになるといいなぁと思います!

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